膝痛

膝痛の原因で多いのは、

• 膝への過負荷

仕事やスポーツなどで膝に負担のかかる動作が多かったり、筋力不足や肥満などによって膝への負担が多くなることで膝の骨っや軟骨がすり減ってしまうことがあります。

これを「変形性膝関節症」といいます。

変形性膝関節症は、加齢によって筋力が落ち、軟骨がすり減りやすくなるため、年齢が上がるほど膝痛に悩まされる方が増加していると考えられています。

• オーバーユース

スポーツによる筋肉の使い過ぎで膝痛が出ることがあります。

ランニングなどに多い「ランナー膝」、バレーボールやバスケットボールに多い「ジャンパー膝」などの膝痛があります。

ジャンプ動作により膝に負担が掛かり痛みが出たり、膝周りの筋肉（大腿四頭筋、ハムストリング）などが硬くなることで膝関節に負担が掛かり膝に炎症が起こることがあります。

• 怪我

またオーバーユース（使い過ぎ）以外でも相手との接触で起こる靭帯や半月板の損傷などの可能性があるので接触プレーが多いスポーツ（ラグビー、サッカーなど）も注意が必要です。

• 病気

膝の痛みが起こる代表的な病気は、関節リュウマチです。膠原病と言われる自己免疫に関連した病気で全身の関節に炎症が引き起こされる病気です。

初期症状として、膝以外の関節の痛みや関節の腫れが見られます。

膝痛の症状としては、

• 膝がうまく曲げられない
• 正座ができない、立ち上がれない
• 階段を上がる、降りるときに膝に激痛が走る
• 長時間歩くことがつらい
• 膝が腫れている、腫れぼったい

​などの症状が見られます。

筋肉が硬くなり関節が硬くなり痛みが出ている場合は、膝関節周りを温めたりストレッチを行うことで軽減してくるものがほとんどです。

逆に温めても痛みが引かず安静にしても痛みが引かないなどの場合は、半月板損傷や十字靭帯断裂の可能性もあるので自分で判断せず医療機関へ受診しましょう。