五十肩・四十肩

『五十肩・四十肩』の原因は、肩関節にある「腱板」という場所に炎症が起き「関節包」に広がることで起きます。

老化や使い過ぎによっておこり症状としては

• 腕を後ろに回すのが痛い
• つり革をもつのも痛い
• 夜寝れないくらい肩が痛い
• 洋服を着替えるのがしんどい

など日常生活でも支障を感じる方が多くいます。

また『五十肩・四十肩』は痛みのきつい「急性期」と痛みが落ち着いているが肩を動かせない「慢性期」に分けられます。

「急性期」

1.鈍痛　肩のあたりが重く感じ　肩関節がピリッと痛む

2.感覚異常　肩の周りが鈍くなる　腕に違和感を感じる　首や肩のあたりに張り違和感を感じる

3.疼痛　ズキズキとうずくような痛み　肩を動かす時に痛みを感じる

4.夜間時痛・安静時痛　動いても痛いし、何もしなくても痛み

「慢性期」

1.肩の痛みが少し軽くなる

2肩を動かすとツッパリ感、詰まる感じが残る

3.肩の痛みから動かさない状態が長く関節が硬くなり、動かせる範囲が狭くなる

『五十肩・四十肩』と「肩こり」の大きな違いは炎症の状態です。

肩こりは筋肉疲労、緊張からくるもので血液循環が悪くなることで痛みや張りを感じます。

一方、『五十肩・四十肩』は老化などにより関節に炎症が起こることで痛みが起きるため年齢の若い方より、中年以降に発症することが多い傾向にあります。

『五十肩・四十肩』と肩こりの治療法も異なる場合があります。

『五十肩・四十肩』の対を間違えて痛みをさらに悪化させないように、正しい判断と適切な処置を行い痛みを早く軽減させましょう。