過敏性腸症候群

主な症状は、下痢と便秘に分かれます。

・下痢

急激な腹痛とともに1日3回以上の水のような便が排出される

・便秘

週3回以下に排便回数が減少、排便時に腹痛があり便意があっても便が出ず残便感が残るのが特徴。

・混合型

下痢と便秘が交互にやってくる。ストレスを感じる時と下痢になるタイプは男性に多く、逆に便秘になるタイプは女性に多い。性差があるのは腸の働きに性ホルモンが関与しているためと考えられています。

現在では明確な原因はわかっていませんが、ストレスが関係していると考えられています。

ストレスは気持ちの持ちようではなく明確に身体の働きと関係していると最近の研究でわかっています。

→腸は、摂取した食べ物を便として排出する必要があり、脳から信号を受け取り肛門へ便を移動させようと収縮運動を行なっています。

→脳は、腸の動きをコントロールするために動きを感じ取る役割をしています。

このように、腸と脳は深い関係があり、ストレスを感じた場合は、腸の蠕動運動に異常が生じて下痢や便秘などの症状が起こる可能性があります。

また過労や睡眠不足などの身体的ストレスでも過敏性腸症候群の原因になります。ストレスで脳から腸への信号がおかしくなることで異常に活発化し下痢が引き起こされたり、反対に蠕動運動が鈍くなり便秘を引き起こすこともあります。

検査で異常がなく、他の病気の可能性がない場合は生活改善と鍼灸治療、服薬療法です。

・生活改善

暴飲暴食を避けて規則正しい生活を送る、高カロリー、脂質の高い食事を控える、アルコールを控える、ストレスを溜めずに睡眠・休息を十分とるなど

・鍼灸治療

鍼灸治療の効果はストレスを軽減させり、自律神経を整える効果があります。そのため当院でも「過敏性腸症候群改善鍼」で過敏性腸症候群の方が多く来院され改善しております。

・服薬療法

薬は整腸剤などが処方される場合が多く、腸の動きを良くする目的で薬を出します。

原因不明とされるため、病院では経過観察になることが多くなかなか根本的な治療をすることが少ないです。

そのため東洋医学の鍼灸治療で自律神経のバランスを整えたえり、ストレスを軽減して症状を改善します。